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首切り地蔵

奈良市高畑町。花崗岩(奈良石)製。滝坂道の一番奥の三差路脇に立つ地蔵石仏。旧柳生街道と。地獄谷への分かれ道に当たって、道しるべ的な役割をもしてきた石仏であろう。高さ2mもある大きな壺型光背に半肉彫りされた像高182cmの地蔵で、右手の手首をひねって、錫杖を持っている。おおらかな表情の面貌と的確な𫀃衣衣文の表現などから見て、鎌倉後期の造立であろう。首のところで折損しており、荒木又右衛門試し斬りの地蔵という俗称が付いている。

(奈良県史 第七巻 石造美術 1984年 p.280-p.281)

​アクセス

 

 

〒630-8302 奈良県奈良市白毫寺町

JR奈良駅、近鉄奈良駅から市内循環バス「破石町」下車

東へ滝坂の道沿いに、徒歩約50分程度。

街道沿いの地獄谷新池方面との分岐にあります(トイレ・休憩所あり)。

*登山道を歩くことになります。装備などの準備を心がけてください。

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